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原稿作成のため長らく放置しておりました当ブログ、ようやく更新でございます。

といっても、夏の原稿が出来上がってからPCがお亡くなりになられたため、更新するにもネカフェに来なければならないというザマです。

さておき。

来る8月14日に開催されたコミックマーケット80で当サークルにお越しくださった皆様有難うございました。

新刊は雪歩のSS本でございましたがいかがでしたでしょうか。

まずもって大変に誤字脱字改行ミスの多い本でございました。前回MBFで頒布した本に負けず劣らずな終わりっぷり……知り合いにもしかられました。

という事でまずはその点についてお詫び申し上げます。

とくに冒頭の『一年と二ヶ月』は、以降の『一年半』が正しいものであります。

加えて『七月の三連休の初日』としながら曜日設定を『金曜』としていた点についても、正しくは『土曜』の間違いでありました。重ね重ね申し訳ありません。

校正、あんまりひどいのでちょっと真剣にどなたかにお願いする方向でこれからの原稿作成に取り組んでいく次第であります。

と言いつつイベントにもしばらくでないでしょうし……ちょっといろいろ考えなおしていこうかとそんな感じです。

あ、なるべくSSの更新は頑張りたいと思ういます。アイアスに加えて他の作品でもちょっと考えておりますし。

では取り急ぎこのあたりで。
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平成23年度一発目の更新は
『なんかかいてみたり』のcoroさん主催のアイマスSS企画、アイマス一時間SS
です。

今回のテーマは『ずるい』『ダークサイド』『派閥』『ジャケット』でした。

僕が選んだのは『ずるい』です。

……関係ないですがMA2のいおりんのジャケット可愛かったっすね^p^

いやあ、過去に何度か参加させていただきましたが、タイムシフトもタイムオーバーもなく出来たのはこれが初めてですね! ハイ、だめですね!

そんな感じで本年度もかるーあ食堂をよろしくお願い致します。因みにMBF関連の更新は後日行います。

それでは以下、SSです。





◆  ◆  ◆  ◆  ◆





strawberry kiss





 「もーらいっ! なの!」
 「あ、ちょっとコラ!」
 窘める間もなく、私の紙皿に鎮座在していたショートケーキの上からつまみ上げられた大粒の苺は、目の前のわがままお姫様の口の中へと放り込まれ、消えていった。
 ふにふにと愛らしい頬を両手で挟み込み『ん~!』だなんて漫画のキャラクターよろしくな歓声を上げる彼女はまぁ確かに可愛らしいけれど、それとこれとは別問題であって、この私に食べ物の怨みを買うようなことを進んでやってのける彼女には恐れ入った。
 「みぃぃきぃぃ!」
 「ひゃう!? ちょ、ちょっと律子……さん、たかが苺一個食べちゃったくらいでそんなオニみたいな……」
 「だまらっしゃい! 食べ物の怨みは地震より雷より火事より恐いのよ……こっちいらっしゃい、粛正してあげるっ!」
 「丁重にお断りしまーす! なのっ!」
 当然のように逃げようとする彼女だけれど、そもそもここは手狭な事務所内に設けられた更に手狭な応接スペースだ。彼女が逃げ切る為には事務スペースとの間にあるパーテーションを蹴り倒しでもしない限り、私の横をすり抜ける以外に逃げ道はない。
 加えて運の良いことに(彼女にしてみれば悪いことに)今は小鳥さんも社長も他のみんなも出払っている。助けを呼ぼうと悲鳴を上げたとして、それはそのまま私から受けた粛正に呼応する悲鳴へと簡単に切り替わってしまうだろう。
 と、いうことで。
 「つ・か・ま・え・た!」
 「つかまった……なの……。」
 壁際に逃げるのがそもそもの間違いよ、と三人掛けのソファの上に組み敷いた彼女に死刑宣告を降らせながら、私はこれ見よがしに指をぽきぽきと鳴らしてみせた。
 まるでリスか何かのように右の頬を膨らませたままの彼女は視線をあちこち飛ばして逃げ道を探索しているらしい。が、それも無駄なことだとわかったのだろう。
 すぐに観念した様子で私をまっすぐに見上げると、彼女は僅かにその可愛らしい唇を開いた。
 「じゃあ……半分返すから、怒らないで。」
 ところが。
 彼女の言葉に『え?』と私が疑問符を浮かべた直後。
 いくら私が彼女の腰より下を跨いでいたといっても、美希は全く予備動作も無く上半身を起こした。それこそバネ仕掛けの人形が跳ね起きるように。
 いくら運動をして鍛えているといってもまさかこんな、などと考えている隙はなかった。
 彼女が私の腕を掴み腰に手を回して。少し乱れ、長く揺れる金髪になぞられた顔の輪郭が、私の口元に寄せられる。僅かに漂ったのは瑞々しい苺の香りだろうかと、そう思った次の瞬間。
 「ふ、あむ……ん、んぅ。」
 一瞬濃密になった苺の香り、そのあと交わって重なったのはそれに劣らない瑞々しさを湛えた彼女の唇。抵抗すら出来ない私の中に滑り込んできた舌はすぐに引き抜かれ、代わってそこへ一瞬に送り込まれてきた果肉は本当に苺なのかとわからなくなるくらいに甘く、熱くかった。
 「ぷはっ。」
 「んっ……はっ。」
 「……はんぶんこ。あと、ゴメンナサイのしるし。」
 呆然とする私を覗き込む翡翠のような双眸は確かに『ごめんなさい』という色を見せている。
 けれど、私の視界を僅かに掠めて彼女が伸ばした右手は、今度は彼女の紙皿の上に分けられていたケーキに伸びていた。
 引き戻された白い腕、手入れの行き届いた細くしなやかな指が携えていたのは、またしても鮮やかな赤を封じ込めた果実だった。
 「ね、今度は律子が……美希にはんぶんこ、して?』
 私の口内に静かに押し込まれる苺を二度三度、目の前の彼女に促されるまま咀嚼する。何をしているんだ私は、と冷静に自分を見つめる目はあるのだけれど、それに逆らうには余りにも、このわがままなお姫様の唇は、言葉は力が強すぎた。
 「ちょうだい、律子。」
 ずるい。
 こんなこと、私は――そこまでなんとか考えてから、私は思考も意識も放り投げて再び彼女の唇に自分のそれを重ねた。
 先ほどと真逆の行為を受け入れながら、またしても濃密に織り成された苺の香りに、私はもうどうすることも出来なかった。

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22年度最後の更新です。23年度もかるーあ食堂をよろしくお願い致します。

それでは以下、SSです。





◆ ◆ ◆ ◆





流れ星に乗って






 笑ったあなたの顔がスキ。

 白くて細い指がスキ。

 良いにおいのする髪がスキ。

 気弱で泣き虫なところがスキ。

 美希ちゃんって名前を呼んでくれるのがスキ。


 全部全部、あなたの全部がダイスキ。


 買い出しの帰り、事務所までの道。ほんの数センチ、時折手が触れてしまうくらいミキのすぐ隣を歩いてるあなたがどうしようもないくらい遠くに感じるのは多分、このスキがどこまで進んでもあなたに届かないとわかっているから。

 ミキのあげるスキとあなたがくれるスキがどこまで行っても交わらないって、平行だってわかっているから。

 もっというと、あなたがさっきからひっきりなしに腕時計を気にしている理由とかその先にあることとか、誰かとか。ミキがあなたをスキなようにあなたも誰かをスキなんだよね。

 あなたの隣にいるミキが、ふわふわあったかくてぎゅっと苦しい気持ちでいるように。あなたは今、腕時計の文字盤やくるくる回る針の上で踊る『誰か』を見て、ミキとおんなじ、ふわふわあったかくてぎゅっと苦しい気持ちになっているんだよね。

 その誰かなんてミキはあっという間にわかっちゃった。あなたがめいっぱい涙を溜めて『どうしたらいいのかな』って相談してくれるずっと前から、わかっちゃってたんだ。

 そのひとはとても素敵なひと。背が高くてにこにこしていて、普段は頼りないのにいざってときは誰よりカッコイイ。頑張ったら頑張った分、あなたを真っ直ぐ褒めて大きな手のひらで頭を撫でてくれる、優しいひと。そんな素敵なひと。

 あーあ。あーあ。

 なんでミキは女の子に生まれちゃったんだろう。おんなじ女の子に、近い歳に、おんなじアイドルに、あなたの友達になっちゃったんだろう。

 せめてオトコのヒトだったら良かったのに。初めはあなたに怖がられても、今と同じく、きっとあなたと仲良くなれた。きっとあなたをスキになった。そしたらミキ、いっぱい頑張ってあなたに振り向いてもらおうとした。今よりもっと頑張ってあなたに振り向いてもらおうとした。

 なのに、それは。

 ……どうしよう、泣いちゃいそうだよ。


 ふっと見上げた視界のはずれ、夕陽の尻尾を踏んだ群青色の夜空に、明るく光る星が見えた。

 えっと、金星だっけ?

 ミキは理科の勉強とかあんまりスキじゃないけれど、あれが流れ星じゃないってことくらい知ってる。お願いしたって意味ないってコトもわかってる。だけどミキは、カツカツコツコツなる二人分の足音がこのままずーっと続きますようにって、あの星に向かって願わずにはいられない。

 ミキの名前にも星が入っている。自由なミキのことだから、きっとその星は流れ星。スキな場所にいつでも、思ったとおりに飛んでいける流れ星。空で止まって叶わないなら、流れ星に乗ってどこまも。いくらでも。あとどのくらい距離があるかわからないあなたのところへ飛んでいくのに。

 そんなことを考えていたら残念、もうあっという間に事務所の前。

 あなたが最後に腕時計から顔を上げたら、まるで流れ星に乗って迎えに来たようにあなたのダイスキなあの人が、ほら、窓を開けて手を振ってるよ。

 ズルい。

 ミキに向ける笑顔と全然違う笑顔が、あなたの流れ星に乗って飛んでいく。ミキがあなたを見るように、煌々と輝く『ダイスキ』で出来た流星群があの人に向かって飛んでいく。

 そんな顔されたら、ミキ、また言っちゃう。

 あなたに向かって『荷物はミキが持っていくからここで待ってなよ』って言っちゃうよ。

 事務所の玄関からあの人に向かって『下で待ってるから、カバン持って行ってあげてね』って、ほんとはミキがしたいことなのに、全部あの人に言っちゃうよ。

 あーあ。あーあ。

 ズルいよ。ズルい。

 それでも、ミキはあなたがスキなんだもん。


 ミキの言葉に『そ、そう?』ってはにかむ、あなたの笑った顔がスキ。

 『お願いするね』って、買い出しの袋をミキに渡す白くて細い指がスキ。

 初夏の夜風に揺れる、良いにおいのする髪がスキ。

 期待三割不安七割の、気弱で泣き虫なところがスキ。

 『いつもありがとう、美希ちゃん』って、名前を呼んでくれるのがスキ。

 『私、頑張るね』って、空に浮かぶあの星なんかよりずーっとまぶしい光に乗って舞い上がる。全部全部、そんなあなたの全部がダイスキ。


 だから階段を駆け上がる瞬間のミキの顔は、絶対見せてあげないんだから。

 待っててね、今すぐあなたのダイスキが迎えに往くよ。

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とりなし21日に行われたGirls Love Festival5nに参加された皆様お疲れ様でした。

震災直後にもかかわらずかなりの人数の参加がありました。同時開催の子羊たちの春休みやソルコネにもたくさんの参加があり、活気があってとてもいいイベントでした。残念ながら最新刊を落としてしまいましたが、ストラブのときの未販売本がありましたので^^;オチャニゴシチャッタ

ま、次回百合フェス6もがんばります!


翻って



5月3で日に都立産業貿易会館浜松町館で開催される

都産祭 My Be Friends4

の参加申し込みに滑り込みました。

今回は当サークルの本以外に他のサークル様との合同製作本が一種あります。

とりあえず新刊三種の内一種は出来上がっておりますのでこれから約一か月で残りをなんとか形にしたい……頑張ります。スケジュール、押してます^^;

やよいは描くのも書くのも楽しくていいよね!



そして今回から当サークルで使用しているサークルロゴはSurfinia GardenのMATZ'n☆UP DATE様に作成していただきました。素敵^^ありがとうございます!
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今回の更新はみきりつです。この二人の組み合わせって本当に素敵ですよね。

それでは以下、SSです。






◆  ◆  ◆  ◆  ◆





 チャージ



 「美希。ほら、もういいでしょ?」
 「んー、や。あと三十秒! ね、律子?」
 「さんを付けなさいったら……全くもう。」
 今の状況を端的に説明すると、応接スペースのソファに座っている(というか自席で事務仕事に入ろうとした矢先に無理矢理座らせられた)私の膝の上に、身体が相対するように美希が跨って座っているというものだ。
 私と大差ない体型の筈なのにこうして抱きついてくるときの彼女は随分幼くなるというか小さくなるというか。力いっぱいしがみついてはぐりぐりと首筋に頭を埋めてくるものだから、ちょっとしたサイズの犬か何かに押さえ込まれているんじゃないかとさえ思えてしまう。
 勿論彼女がこんな事をするのには理由があったりするのだが。
 「……今日のオーディション、大丈夫そう? 結構緊張してるみたいだけど。」
 「んー……多分ヘーキ。半分くらいは緊張もしてるけど、真面目にちゃんとやるから。律子が一番分かってるでしょ? ……もう半分、別のことで緊張してるケド。」
 首のあたりに顔を埋めたままもごもごと話すのはくすぐったいからやめてほしいのだけれど、彼女が言うことは事実その通りだ。なんのかんの言いながらも、ここ最近オーディションで負けた彼女を見た記憶がない。
 では私にしがみつく手か少し震えている、もう半分の緊張とは何なのか。
 と、はじめのうちはそんな事を考えていたけれど、慣れっこになってしまった今は別段疑問も浮かばない。というか、彼女がこんな風に私に接してくるときの理由は決まって一つなのだ。
 「プロデューサー?」
 「なの。」
 「そう、やっぱりね。……で、今回はどんなアプローチなのかしら。お姉さんに聞かせてごらんなさい。」
 ゴロゴロと喉を鳴らしそうな勢いの彼女をべりっと引っ剥がした私は、そのふっくらした頬を両手で挟み込んで尋ねた。
 「むぃ……今日のオーディション、結構キビしいらしいんだけど、頑張って勝てたらハニーがご褒美に一日お休みくれるんだって。だからミキ、絶対合格して、そのお休みにハニーのことデートに誘っちゃおうかなって!」
 「お、豪気豪気。結構マジですね、美希さん。」
 「マジですなの!」
 毎度の事だけれど、なんともいじらしい答えを返してくれるものだ。
 常日頃あふぅあふぅと腐抜けた声を出していた頃から一変して、今の彼女は何にでも真っ直ぐに取り組むようになっていた。それはとある出来事がきっかけだったのだが、結果ばかり見ずともその成果の殆どは彼女のプロデューサーの努力に寄るところだった。
 恋のチカラといのだろうか……全ての原動力が『ハニーに振り向いてもらうため』というものを元にしているあたり、一途な彼女らしいと言える。
 代わって、それまでに見られなかった素の美希も時折顔を覗かせるようになっていた。それは例えば、本当の彼女はおかしななところで緊張しいのあがり症であることなど。専らそういう部分はプロデューサーにアピールすると決めた時に現れるものらしく、今回のように特定の条件がついてしまえばやはり緊張の度合いも増すのだろう。
 天稟は天稟として、ベクトルは多少違っても彼女だって他のアイドル達と何ら違いは無かったのだ。自慢のゴールドからばっさり切り落とされ揃えられた栗色の髪に、剥き出しになった本気の彼女を見る。何故だかそういうとき、私は実に不思議な気分になるのだった。
 勿論彼女のことだ。そういう有り体に言えば『弱い部分』をいつ誰にでも見せるわけではない。
 殊にプロデューサーの前でそれは絶対に発露しないよう徹底されていたりする。以前相談に乗ったときも『自分の好きなひとに格好わるいところを見せたくない』と言っていたが、彼女らしいと言えばその通りだろう。
 ……まぁその代わりが現在のこの状態だったりするわけで。
 曰く、
『ミキは今、充電中なの!』
 とのことだ。
 なんでも、彼女にしてみれば自分を一番理解してくれて大切にしてくれているのは私らしい。
 友達のようにお姉さんのように、何かと口うるさいのも全て自分の為だと本当は理解しているから、だからこそ他の仲間にさえ見せないような弱い部分を私にだけ見せてくれるそうだ。
 だからといってそれがどうして抱きつく行為に繋がるのかは私には理解できないけれど、彼女に『愛しのハニーにアタックする勇気とパワーを律子……さんから充電してるってわけなの!』などと屈託無い笑顔で言い切られてしまうともうそれまでで、私ときたら何も言えなくなってしまうのだ。
 全く、人の気も知らないで。……なんて思うのは、私もまだ子供だからだろう。ただ少しだけ、胸の奥に煙る黒い靄を見てみぬフリをする程度には賢しい子供なのだけれど。
 何にせよ彼女が私を頼ってくれていることは素直に嬉しかった。社長や小鳥さんすら出社してきていないこの時間に、半ば密会のような形になっていることは置いておくとして、彼女が望む通りにしてあげたいと思う。私から見た彼女もまた、友達であって妹のようでもあるのだから。
 「ほらほら、もうすぐ時間よ。プロデューサー、八時に迎えに来るんでしょ?」
 「え? あ、ホントなの。むー……。」
 「ふふ、そんな膨れた顔じゃ『ハニー』に笑われるわよ?」
 「む、それは困るの……。」
 むにむにと頬と眉間をマッサージする彼女の姿は愛らしくて、こんな彼女に想いを寄せられる彼は一体どんな気分なのだろうか。と、また少し濃くなった胸の靄。そんなものが私の内側にあるなんてお首にも出さず、努めていつも通りに私はそっと彼女の頭を撫でた。
 「よし、なの! ……律子、今日のミキ、可愛い?」
 「ええ。オーディションもプロデューサーも、ちょちょいのちょいって片づけられそうなくらい素敵よ。……頑張ってらっしゃい。」
 「あはっ、ありがとうなの! それじゃあ行ってきます!!」
 それだけ言って私の膝から飛び降りた彼女は、デスクの上に放ってあった鞄を引っ掴んで駆け出した。ご丁寧に玄関先から『じゃあね!』と小さな星まで飛ばして、ああ、彼女は本当に日増しに魅力的になっていく。
 古く錆の浮いた扉が閉まる音を少し離れた位置に聞きながら私もソファから立ち上がった。
 「いってらっしゃい、美希。」
 遠ざかっていく靴の音に自然と言葉が漏れ、それが殊更に落ち窪んでいた気がした私は自分らしくないと頭を振る。
 充電、ね。
 それは私にとってもそう。アナタが喜ぶのなら、きっとそれは私にとってもそうなのだ。だからいまはこのままで良い。
 本当に電気が流れているかのように、黒い靄に代わって胸の辺りをピリピリとした痛みが走る。誰もいなくなった事務所の天井を見上げて溜め息を吐いたあと、
 私は事務スペースへ向かって踵を返した。




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プロフィール

かるーあP

Author:かるーあP
絵を描いたり文字を書いたり下ネタを綴ったりする。

基本的には移り気だけど、時と場合で一本気なひと。

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